映画「ラブ★コン」あらすじ

高校生の小泉リサは、身長170㎝という大柄な自分をコンプレックスに思っていた。そんな中、リサとは真逆のコンプレックスを持つ、身長159㎝の大谷敦士という男子に出会う。体格からして真逆なせいか、教室の座席も隣なのに、つまらないことで衝突ばかりしてしまう。周りはそんな二人を「喧嘩するほど仲がいい」と、オール阪神巨人というあだ名までつけるが、本人たちは気に入らない。
しかし、リサや大谷を含めた友人たちとのグループで遊んだりしているうちに、二人は音楽の趣味をはじめ、興味や関心ごとに共通点があることがわかり、特にリサの方は一緒にいると自然になれることを感じ始めていた。
どっちが先に彼氏や彼女を作るかという賭けをするなど、最初は大谷に対抗意識を燃やしていたリサだったが、大谷に以前付き合っていた彼女がいることを知り、なぜかショックを受けている自分に気づく。共通の音楽の趣味でもある海坊主というアーティストのコンサートに二人で行くことになっていたが、その日に元カノと大谷が会うかもしれないと思ったリサは、そのことで思った以上にショックを受けていた。しかし、大谷は元カノとの約束よりリサとのコンサートを選んでやってくる。あまりの嬉しさに大谷のことが好きであることに気づくリサ。しかし、大谷は鈍感で、全くリサの気持ちに気づかない。完全に友達だと思ってるので「あり得ない」と思い込んでいるのだ。
そんな中、リサの落ち込みを知ったバスケ部顧問の舞竹先生が、リサに接近し、大谷にちょっとした挑発をする。「マイティ先生かっこいい」と騒ぐリサにイライラする大谷。大谷も、徐々にそのイライラの正体に気づいていく。

映画「ラブ★コン」感想

とにかくキャスティングが素晴らしく、大谷役の小池徹平さんはまるで原作者が小池さんを最初から意識してキャラ作りしたのではと思わせるほど再現度が素晴らしい。関西出身の役者を多く起用しているので関西弁も自然であり、漫才のようなリサと大谷の大喧嘩も非常に楽しい見どころで迫力がある。
リサと大谷は身長差のことだけではなく、あまりに親友的な関係になってしまい、「今更付き合うなんてピンとこない」という素直になりづらい関係になってしまう。しかし、それは相手が「自分のことを裏切るわけがない」という前提にある安心感からくるもので、その安心感が揺らいで相手を失いそうになった時はそうも言っていられない。ぐいぐい好きだ好きだと押すよりも、引いた方がうまくいくこともあるという作戦を、バスケ部の顧問の先生がうまくやってくれる点もユニークだと思う。総じてこういう高校生活を送りたいという、誰もが憧れる青春を切り取った作品だと思う。