映画「マリアンヌ」あらすじ

第二次世界大戦下の1942年、ケベック出身のカナダ人工作員のマックスは、モロッコにてフランス人工作員のマリアンヌと出会い夫婦として任務を遂行することになります。工作員としての経験もスキルの高い二人は、難なくモロッコで開かれたパーティーに出席したナチス・ドイツの要人暗殺作戦を成功させ脱出しますが、任務中に恋に落ちてしまった二人は正式に結婚をし子供も生まれます。生活はとても順調で幸せでしたが、ある日マックスは上官から呼び出しを受け、そこで妻のマリアンヌが二重スパイであること、そして自らの手で始末をするように命じられてしまいます。当然信じられず反論しますが、この命令は断ることは出来ないもので、断ればマックス自身を処刑するとの宣告が下されてしまいます。マックスは戸惑いながらもマリアンヌを信じ、何とかそれを証明しようと奮闘し独自調査を進めていきます。妻に悟られないようにしながら与えられた72時間という限られた時間の中で、徐々に核心に迫りつつあったマックスですが、やがて過去にマリアンヌと接したことがあると言うデラマールという男にたどり着き、何とか会い写真を見せて確認をさせます。彼の返事は見覚えがない、自分の知るマリアンヌはピアノを弾く姿が印象的で、ラ・マルセイエーズを良く弾いてくれたと話します。翌朝自宅に戻ったマックスは行きつけのパブにマリアンヌを連れていき、ラ・マルセイエーズを弾くように言いますが、彼女は弾くことが出来ずマックスに本当の素性がばれてしまった事を悟ります。彼女はスパイであることを認めますが、夫を愛する気持ちは本物だったことを告白し、二人は逃げることを決心しますがやがて捕まります。マックスが連行されようとしたとき、マリアンヌは自ら命を絶ち娘をマックスに託します。マックスはマリアンヌを始末したということになり、娘とともに静かに暮らしていきました。

映画「マリアンヌ」感想

マックス演じるブラッド・ピット、マリアンヌ演じるマリオン・コティヤールの美しさから目が離せない映画でした。街中の雰囲気も二人が身につけている装いもとても上品で美しく、とても優雅な気持ちにさせてくれる映画です。特に彼らが任務中に初めて結ばれる砂漠のシーンはCGを使っているのですが圧巻で、車中でお互いを求めあう姿はとても美しかったです。この映画を撮ることで当時はまだ離婚申請をしていなかったアンジーがかなり嫉妬をして大変だったという話が持ち上がっていましたが、それもうなずけるほどお似合いの二人で本当に流れるような美しさがにじみ出ている演出ばかりでした。でも、映画の本筋を考えるともし妻が二重スパイであったということは、自分への愛も任務のうちであり、仕事のために結婚をし自分の子供を産んだのだとしたら、この事実はとても受け止められないほど恐ろしい事だと思い、この事実を突きつけられたマックスの心情を思うと胸が張り裂けそうでした。結局マリアンヌは子供のためにスパイにならざるを得ず、マックスを心底愛していたことが分かりますが、何を信じればよいのか分からない恐怖感が伝わってきて苦しかったです。